
大森山王ビール
大森山王ビールはいくつかのシリーズで構成されています。
「大森山王シリーズ」は大森に関連した、過去の人物をモチーフにしたビール。
このビールは大田区のふるさと納税にも選定されています。
「東京∞景シリーズ(マイファンビール)」は、2024年3月に行った企画で「今を生きる人」と一緒に作ったビールです。
その他、JR大森駅開業150年を記念にしたビールや、
スタッフをテーマにしたビールや、イベント限定ビール、コラボビールなども制作してきました。
そんなビールたちをご紹介いたします。
大森駅開業150年記念ビール
HIRAKU
テーマは「文化の液体アーカイブ」。
このまちの150年の記憶やこのまちの「みち」にまつわる思い出を聞き、味にし、言葉を添えていく。 住民の声や記憶をビールに溶かして、 次の世代に手渡せる文化のかたちにしていきます。
そんなシリーズの第1弾は、これから各「みち」へ行くための「ひらく」。
電車の扉が開き、改札を出て、さあ今日はどこへ行こう、そんな気分にさせるビールです。
駅への通勤なのか、それとも帰り道、いや、誰かに会いに行くみちなのか? そこにはきっと積み重なったたくさんの物語があるはず。 そんな過去に思いを馳せ、今を楽しみ、未来を開くためのビールが「HIRAKU」です。

いつものとおり
これから、大森駅界隈の色んな“通り”を、
ビールを通じて表現していくためのビール。
大森のまちには、「ジャーマン通り」「池上通り」「桜新道」「地獄谷」など、名前だけでも物語がにじむ“通り”がたくさんあります。
そんな「みち」=日常にある風景にもう一度目を向けてみる。それがこのビール「いつものとおり」のテーマ。
ビールの味は、ビールの苦みが苦手な人でも飲みやすい、カラメル麦芽の優しい甘味が感じられる、最初の一杯に最適なスッキリアルトです。

大森山王シリーズ
KAORU(ふるさと納税返礼品)
海の香りから「塩」、「塩」を引き立てる「お米」。
ミルキーで優しいけど少し強くて甘い、
新しいけど懐かしい味、そんな味に仕上げました。
実業家や政治家や文化人などの多種多様な交流が生み出す文化的な薫り、大森海岸から届く海など風光明媚な自然が織りなす香り、そして鉄道敷設に尽力し、別荘地を山王小学校に提供した「井上馨」から拝借しています。
色気と田舎くささのまち、大森。ローカルの持つ「心地よさ」、グローバルの持つ「好奇心」、そのコンプレックスが「KAORU」です。

AN(ふる さと納税返礼品)
日本の子どもたちに良質な家庭文学を届けたいと日本で最初の子供図書館を作ったり、沢山の海外作品を翻訳したりした、大森に深いゆかりのある村岡花子さんと彼女の代表翻訳作品「赤毛のアン」をイメージして作りました。
華やかな香りに誘われて口をつけるとスッと入る優しい舌触り。小麦とホップが作り出す、少しスパイシーだけど柔らかな味わいでスッキリした飲み口、最後に少し残る苦味が後を引く、白ワインを思わせる上品な香りが特長のニュージーランド産のホップ「ネルソンソーヴィン」のシングルホップで作った、ベルジャンホワイトIPA。

NAOMI(終売)
大森が舞台となった、谷崎潤一郎の「痴人の愛」の登場人物である、ナオミと譲治をモチーフにしたビール。
前回のNAOMIとGEORGEが「出会った頃の二人」であるのに対して、今回の舞台は「カフェ・エルドラド」の頃の二人。 時が立ち、変化した二人の関係をイメージし、NAOMIはもっと大人っぽく、GEORGEはもっとライトに仕上げました。
モルトの苦みと甘い香ばしさを感じ、マイルドな味わい。飲み終わってもしっかり風味とコクが口に続ける、忘れられない味。 それはまるで譲治のナオミへの思いのよう。

CHIYO(リニューアル予定中)
新旧のホップが織りなす、苦味と香り。
いつまでも口に残る余韻。
口に含むたびに交差し、重なる味わい。
この感覚が恋しくて再びグラスに手が伸びる。
そう、それは積み重ねてきた歴史の味。
そしてどう転がるかわからない未来の楽しい味。
ホップのジューシーさと苦味をふんだんに楽しめるIPL(インディアペールラガー)。
古くから愛されるホップ、ザーツをビターホップとして、最近注目されてるタラス、とまだ製品名が無い未来のホップ431(製品番号)をアロマホップとして使い、ホップの楽しみを存分に味わえます。

YOU
2020年、我々は今をせいいっぱい生きるしかなかった。でも、それはきっとあなたもいっしょだと知った。とにかく必死に毎日を生き、未来が分からない中、動いて考える日々だった。
そう、「がんばった」のだ。がんばったのは、みんなではなく、「あなた」なのだ。 だから、「YOU」。
6種のモルトが織りなす重厚で赤みがかったボディに交わる4種のホップ。
香り高き香りに、ほんのり甘さと苦味が交差する、時間の変化も楽しめる、味わい深い複雑なハイアルコールビールです。

SAKU(ふるさと納税返礼品)
馬込文士村の主役の一人「萩原朔太郎」。日本の詩人であり、大正時代に近代詩の新しい地平を拓き「日本近代詩の父」と称されています。
そんな彼の馬込文士村の時代は甘く酸っぱい時代でした。
「もつれあつてゐる」。 咲くにも枯れるがあるように。すべてのことがもつれ合っているんではないだろうか。すなわち、枯れることは始まり(朔)なんではないだろうか?
それを踏まえて「さく」。
檸檬ピールをふんだんに使ったセゾンスタイルのビール。 セゾン由来のエキゾチックな香りと檸檬ピールの苦味、あっさりのようで大人な味。

GEORGE(終売)
大森が舞台となった、谷崎潤一郎の「痴人の愛」の登場人物である、ナオミと譲治をモチーフにしたビール。
初期のNAOMIとGEORGEが「出会った頃の二人」であるのに対して、リニューアル後の舞台は「カフェ・エルドラド」の頃の二人。時が立ち、変化した二人の関係をイメージし、NAOMIはもっと大人っぽく、GEORGEはもっとライトに仕上げました。
ヴァイツェン独特のバナナ感も程よく感じられるジューシーな飲み口。香りが華やかでさっぱりとした味わい。 それはまるでナオミの譲治への思いのよう。

「東京∞景シリーズ(マイファンビール)」
NAO
「ファンベース」の提唱者である、さとなおさん(佐藤尚之氏)との対話で生まれたビール。
自分にとってどんな困難なことがあったとしても、「それでもなお」立ち向かおうとする姿に、多くの方を勇気づけることができるのではないか。外からみると、容易に見えることかもしれないが、きっとそこにはその人の中での心奮い立たせる何かがあったはず。
そんな「心奮い立たせる」をテーマにこのビールを作らせていただきました。
麦感なく軽めボディにその分グッとホップが入ってくる「Cold IPA」です。グレープフルーツの皮感のような苦みが後味にも続いていく。
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MICHI
大森にある、大森で映像・音響機器のレンタルからテクニカルスタッフの派遣など共有するための技術を提供するイベント専門の企業Acoustic Dubさんとのコラボビール。
MICHI=未知=道=路=満ち
スタイルは「ベルジャンスタイル・ストロング・ダークエール」大森山王ブルワリーとして初の黒&9%のハイアルコールビール!
キャラメルの香り甘みが特徴。
優しい柑橘系の香りと苦みもあり、後味まで楽しめるフルボディなのハイアルコールビールです!

あいまい
「傍観と冒険を行ったり来たり」
あいまいとは他人が引いたライン、境界線なんか自分には関係ないみたいなイメージ。
・曖昧だからドラマが起きる。
・曖昧こそ私のもの
・曖昧を、わたしのエンジンに。
あいまいというものを肯定的に主体的に捉えて、この時代、決めきらないほうがどこにでも行けるということをメッセージにしました。
香りがフルーティな?トロピカル?
甘味もあって苦味もある?
感じ方はあなた次第の「あいまい」ヴァイツェン

Hi!
カドヤ建設さんとのコラボビール!
これまで、Hi-Time、Special End.、東京∞景の施工をしてくださり、まちでは知らない人がいない?くらい、まちに根ざした事業を行う、カドヤ建設さん。お店の施工だけでなく、地域イベントなど色々なところでお世話になってきました。
まちに挨拶が溢れれば、きっとまちは楽しくなる。
いつでも気軽に乾杯ができるビール。
スタイルは気軽に飲めるということで、ケルシュスタイルのビールです。
軽くスッキリの呑み口にレモングラスのさわやかな余韻を楽しめます。

KOKO
自由とは、縛られない、好き勝手に生きることではなく、「選択できること(選択肢があること)」
自分としての軸で生きることができること。
それはとてもやさしい世界だなと感じました。
相手は変わらないから自分が変わる、過去はいつでも書き換えることができる。
だからこそ、今「ここ」を大事にしたい。
そんな瞬間を一緒に味わうためのビールができました。
“ここにいる”今の自分”を肯定しながら、変わっていく予感を秘める。
今(ここ)をご機嫌にという意味が込めました。

限定シリーズ
深夜のアイツ
「もう帰りなよ」というか弱い天使に対して、心の中の「もう1杯なら明日も大丈夫だよ」「まだこれから楽しい話出てくるかもしれないしまだ飲んじゃおうよ」たくさんの悪魔たちが、誘惑してくるのです。
はい、心当たり有りませんか??そう、皆さんの中にもいる、天使と悪魔。深夜になると、活性化しだす悪魔。そんな「アイツ」をイメージしてこのビールは作りました。深夜に来る甘い誘惑と心の苦味、それがアイツです。
黒くて甘い、アルコール度数7.5%のスタウトビール。

ICHI(終売)
「ICHI」JT・蒲田切子コラボビール
テーマは「関東大震災」。震災をきっかけにまちが進化していった大森と蒲田ふたつのまち。大森は文学、蒲田は商業。そんな両町の間には、見えるようで見えない1本の線がある気がした。
そして、何よりも関東大震災後、どちらのまちも強い意志で1からやりなおしたんではないだろうか。
僕らはいつでも1から始められる。
だから今こそどんなに小さくてもなにか1つ始めてみないか?そんな思いを込めたビール。
それを古さ(歴史)から学ぶということで、“ 歴史の古いビール ” という意味がある「アルト」を今回の「ICHI」のスタイルに。

EN(終売)
イオンリカーさんと商店街沿いのご近所仲間としてつながったご縁で始まり、まちの人たちがこのビールを片手に裏の公園で交流したり、輪(円)になって乾杯し楽しく飲み交わす宴の光景を思い浮かべ、人と人の縁を艶っぽく繋いでいく存在になってくれたらとの思いを込めて作りました。
6種類のホップから成る優しく甘い香りと強めの苦み、後から追ってくるお茶の香りと渋味がまさに洋に和が融合した味わいです。二口ほど飲んだあとは、麦芽の甘みに隠れている黒糖の甘みを探すように味わって飲むのがおすすめです。洋食ならステーキ、和食なら焼魚が合うと思いますので、お食事とのセッションも楽しめるビールです。

それともアタシ(終売)
関係者ビールシリーズ第3弾、今回の題材は「ユウコ」さん。学校「ビール醸造部」で2回にわたってゆうこさんを紐解き、ビールをデザインしました。
今回のビールテーマは「私」
世界の中心は私。
周り(あなた)を気にするのも大事だけど、もっと自分を大事にしても良いのでは?という提案であり、
私を選んでよという提案でもあります。
(お風呂にする?で有名なアレです、想像してください。)
スタイルは、「フラワーサワー」です。

大雑把なアレ
【第1回すみだワンコインフェス ベストビール受賞!】
イベント限定、フェス専用ビール「大雑把なアレ」。フェスに合わせ、メインホップにZAPPAを使ったビールです。
7つのホップは音に合わせました、ドレミファソラシですね、そして7は曜日の数でもあります。
そして、アレ=ALE。

ウラハラ(終売)
大森山王ブルワリー期間限定ビール「ウラハラ」
ビールのテーマはスタッフのボブさん。
誰もがきっと持つウラハラな気持ち。
二人の自分が見つめ合い、時に素直に、時に裏腹に、喜怒哀楽いろんな感情が入り混ざる。
そんな「ハッ」とした状態を楽しめるようなものにしました。
味は、スッキリした麦の甘みと、後に感じるピリッとコリアンダーの刺激。
そんなウラハラな味わいが癖になるブラウンエールです。

Ittari Kitari(終売)
蒲田駅開業120周年記念ビール。
多文化で、あらゆるものを内包する町、蒲田。
あっちにいっても、こっちに来ても面白い、いつ来ても何度来ても放浪しても楽しい町。
そして、蒲田駅は、京浜東北線の始発、 終電駅になる駅。
始まりも終わりある町。だから、行ったり来たり。
あやふやのようだけど、そんな夜は幸せだったりもする。
ホップの苦味と麦の甘味が感じられるスッキリとしたラガーをベースにオレンジピールとダージリンを加え紅茶のような風味と甘み。
